11月10、11の両日にいわき市のいわきワシントンホテルなどで開かれた第46回農電現地研修会に参加しました。

同研修会は施設園芸分野での農業の競争力強化と震災復興を目的に開催されています。

東北6県と新潟県の農業関係者ら約100人が出席し、ヒートポンプをはじめとする最新の農業電化技術を学び、情報交換を通じて生産性の向上・高付加価値化、エネルギーの有効活用などについて理解を深めました。

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初日の10日はいわきワシントンホテルで開かれ、農林水産省東北農政局の反町俊哉生産技術環境課長が先端技術展開事業(先端プロ)の実証研究の取り組みについて特別講演しました。

また、農業生産法人あかい菜園株式会社(いわき市)の代表取締役船生典文氏、ENEX株式会社の代表取締役細井友亨氏、農業生産法人株式会社GRA取締役副社長の橋元洋平氏がヒートポンプを活用した最新技術を紹介をしました。

船生氏は平成27年度の全国農業電化推進コンクールで農林水産省生産局長賞を受賞した新開発環境制御システム「ミノリタス」の実証結果を発表し、生産性や品質向上のメリットについて報告しました。

2日目は施設見学会が行われ、いわき市のいわき菌床椎茸組合様とあかい菜園株式会社様、ワンダーファーム様を訪問しました。

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いわきゴールドしいたけで知られるいわき菌床椎茸組合様では松本専務が菌床作りから収穫、包装、出荷までを自社工場で一貫生産する独自のシステムや、最適な温度・湿度管理を年間を通じて行い、高い品質のシイタケを生産するこだわりについて説明がありました。

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2日間参加し、施設園芸分野でのICT化が加速し、新技術に挑戦する生産者様がどんどん増えてきていると実感しました。特にハウス内の環境制御技術は作物の安定生産や品質向上において重要で、今後、農業の担い手が不足する中でますます注目されると考えます。弊社といたしましては今後も生産者様にメリットに繋がる技術を製品提案を通じてご紹介したいと思いますので、なに    とぞよろしくお願いいたします。