8月に「横田農園」様(福島県須賀川市)に納品した東芝キヤリア製のヒートポンプチラー(10馬力)が本格運転し、クラウン温度制御システムが始まりました。
img_4083現在は夜間に20度前後の温水をイチゴのクラウン部(根元)に回しています。連続出蕾と生育促進、暖房費の節約効果に期待が高まります。

 

 

 

11月28日は東北電力様がクラウン温度制御の運用データを集めるために各種計器を接続してくださいました。
img_4089このハイテクそうな機械はデータロガーと呼ばれる計測器で、クラウン部を通るチューブの表面温度の変化を記録します。各ハウスごとに1台、計3台を設置してくださいました。

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画面を見ると畝への行きが20.1℃、戻り温度が19.2℃の温水が流れていることが確認できます。
続いてこちらが、超音波式流量計です。既設の配管の表面に検出器を取付けて管内に流れる液体流量を測定できるそうです。流量を測るのに、配管を加工する必要がないことにかなり驚きました。ヒートポンプチラーからの流量を測ります。
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このほか、消費電力を計測する機器などを接続してくださいました。
集まったデータはパンフレットなどにまとめて、ヒートポンプチラーを農業分野に活用した事例としてご紹介していただける予定です。楽しみにしております。
ハウス内温度が30℃近い中、長時間の作業お疲れ様でした。今後ともよろしくお願い致します。
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クラウン温度制御とは

(独)農研機構 九州沖縄農業研究センター「イチゴのクラウン温度制御(外部リンク)
クラウン温度制御にご興味のある生産者様は是非、弊社までお気軽にお問い合わせください。
資料等を送らせていただきます。

 福菱(ふくりょう)機器販売株式会社 担当 千代田・菊池

TEL:024(932)1557  mail:fk-koj.wing@orange.zero.jp