夏に食味が落ちる

秋に収穫したてのお米は艶やかで色が白く、香りも豊か。噛むほどに香りと甘みが増し、「日本人に生まれてよかった」と感じるひと時ではないでしょうか?

しかし、梅雨を過ぎ、本格的に夏を迎える頃には食味が落ち、「うーん早く新米が食べたい」と秋が恋しくなります。

食味が落ちる原因

なぜ味が落ちるのでしょうか?
大きな要因は「酸化」です。
お米は収穫後も私たち人間と同じように呼吸しています
どんなに美味しいお米でも外気温度が18℃以上になると呼吸が大きくなり、酸化することによって食味が低下します。
さらに栄養分も著しく奪われ、害虫が増える原因になります。

農家は大型冷蔵庫で保管

米農家さんは収穫したお米は必ずと言っていいほど、貯蔵庫で保管します。
貯蔵庫は大型の冷蔵庫で、中の温度を常時13℃以下にでき、美味しさをキープします。
美味しいお米を消費者に届けたい農家さんの工夫です。

季節に関わらず農家さんのお宅で食事を頂くと、美味しいご飯が出てきた経験はありませんか?

でも家庭では..

下駄箱 お米 保管

しかし、ご家庭に届いた後のお米の保管方法は家庭によって様々。
クローゼットや物置、下駄箱などなど。
我が家でも一時期、下駄箱(シューズクローク)に置いておきましたが、お米に匂いが移るという大惨事が起きました…..

家庭内での保管の理想は冷蔵庫です。温度も一定ですし、害虫の心配もありません。

冷蔵庫保管のデメリット

お米の保管 冷蔵庫 野菜室

我が家も野菜室に米びつを入れて保管していました。
しかし、野菜室の扉が重く、しかもスペースの半分を占めることに…
しかも湿度が高いので、カビの心配が出てきました。
マンション暮らしなので、農家さんのように貯蔵庫を置くわけには…と問題を先延ばしにしていました。

ありました。家庭用の貯蔵庫

冷えっこ、保冷式計量米びつ

ふとしたタイミングで見つけたのが、家庭用の保冷米びつでした。
高さ86㎝、幅30㎝、奥行き55㎝の家庭用サイズ。
キッチンの片隅に鎮座し、お米に適した温度と湿度で年中保管してくれます。

11kgと21kg用もありましたが、私は半俵単位で購入しているで31kgタイプにしました。

野菜室のスペースは確保できたのはもちろん、新米から食味がほとんど変わりません。

一般家庭にあまり普及していませんが、毎日美味しいお米を食べたい方にはぜひおすすめしたい製品です。

精米機機能付きも

さらに精米機能がついた保冷庫もあります。
玄米で保管し、いつでも精米したてのお米が味わえるというなんとも贅沢な米びつ。
精米は3分づき、5分づき、7分づきも選べ、白米よりもビタミンが多い状態で食べることも可能です。

栄養価についてはこちらをご参照ください。

お値段は普通の保冷式米びつに比べて高価ですが、とことんご飯にこだわりたい方にはおすすめです。

まとめ

ちなみに理想的な保存は「氷温」という話もあります。
氷温とは氷点下でありながら未凍結の温度領域を指します。氷温保管すると米が熟成されて甘みや旨味が増すそうです。

正直、私はそこまでは求めませんが、年中美味しいお米を食べるには保冷保存が不可欠なのは間違いありません。

毎日食べるお米だからこそ、美味しく食べたいですねよ?

保冷米びつは弊社でも取り扱っております。本格的な夏を迎える前に一家に1台いかがでしょうか?